江戸時代から有名な「さくら鍋」の老舗で舌つづみ



日比谷線「三ノ輪駅」を降りて、
「土手通り」をぶらぶら。

その途中、「あしたのジョー」のフィギュアを発見!

コミックでは、台東区と荒川区の境にある「泪橋」の下に、
丹下段平がボクシングジムを構えていたという設定。

そんな縁で、このあたりは「あしたのジョー」のふるさと…というわけ。
ちなみに、矢吹 丈の像ができたのは、2012年だそうです。

で、ジョーに、ご挨拶をしたあと、
これから向かう目的地は、
江戸時代からつづく「さくら鍋」のお店「中江」。

かつては、吉原に出かける男たちが、
精をつけるために、このお店で「さくら鍋」を食べたとか。

いえいえ、私の場合は、あくまでも食べ歩き、
食べ歩きです!

食べなけりゃ、その味も歴史も分からない!

というわけで、いただきました「さくら鍋」。
いわゆる「蹴とばし」と呼ばれる馬肉の鍋です。

鉄鍋に、伝統の味の割り下とさくら肉、白い脂身のバラ肉。
ふつふつと沸いてきたところで、しゃぶしゃぶ感覚ですくい上げ、
溶いた卵に絡めていただきます。

柔らかでクセもなく、噛み締めると、
じんわり馬肉の旨みが広がります。

美味しい!

で、さくら鍋のお決まりとして、
お肉を食べ終わったら、野菜や白滝、焼き豆腐などのザクを投入。
馬肉の旨みがしみこんだ汁で、
さっと煮込んで、いただきます。

そして、最後の締めは、「あとご飯」。

鉄鍋に残った汁に、馬肉の中落ちと豆腐を入れ、
そこに溶き卵を回しかけて、
強火でふんわり。

トロトロの半熟状態なのを、たまご丼のようにご飯にかける。
これが、最高の締めの「あとご飯」!

え?
食べただけで、歴史の勉強はどうしたって?

それはですね、お腹がいっぱいになって
お酒で頭の回転が遅くなる前に、しっかりと。

ええ、しっかりとメモを取って、
ジョーと同じように、

「あしたのために、その1」
済ませましたとも!





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