アノ人も愛した町中華で揚げ・焼き・水の「餃子トリオ」を完食制覇



友人が出演している舞台を観たあと・・・
夕飯はここ、と決めていたお店、
地下鉄南北線「本駒込」駅近くの「兆徳」へ。

ところが、着いてみるとお店には、三十人ほどの行列。
同行者がいたので、「長時間待つのはつらい…」、
というわけで、いったんは諦め、すぐ近くのイタリアンへ。

こちらも美味しいイタリアンで満足したのですが、
諦めきれない「兆徳」…。

同行者も「想いは同じ」ということで、
イタリアンを食べ終えたあと、再び「兆徳」へ。

夜八時過ぎでしたが、まだ8人の待ち人がお店の前に。
でも、ここまできて諦めるのは、食いしん坊の名がすたる。
覚悟を決めて、列に並びました。

雑談しながら待つこと、三十分ほど。
ようやく店内へ。

すでにお腹はいっぱいなので、
オーダーは、焼き餃子、水餃子、揚げ餃子の
「餃子トリオ」のみ。

ホールのお姉さんからは、「それだけ?」と、
不審な顔をされましたが、
すみません!

じつはこのお店、落語ファンなら知らない人はいない、
あの古今亭志ん朝師匠が通ったお店として有名。

師匠は、寄席に出る前に、
「チャーハン」と「餃子」を食べるのが楽しみだったそうです。
(ちなみに餃子はニンニク不使用です)

最初に提供されたのは、揚げ餃子。
カリッと揚げられた餃子に、酢豚風の餡がかけられています。
食感もお味もさすが。

つづいての焼き餃子も、カリッとした焼き目に、
餡の味がストレートに伝わります。

このお店では、キャベツにこだわり、
春キャベツなど柔らかいものを使用。
餡には焼き豚のスープと干し海老を入れているとか。
ふんわり干し海老の香りと、旨味が感じられます。

さらに、水餃子。
餡は同じようですが、調理法の違いで、
それぞれの味わいが変わって美味しい!
(焼き餃子と水餃子は包み方も違いますが)

うーむ、町中華の名店ここにあり!

次回は、志ん朝師匠にならって、
「チャーハン」と「餃子」を食べに行きます!






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