【築14年】外壁塗装の訪問営業が来たので相見積もりを取ってみた結果

ある日、我が家に外壁塗装業者の訪問営業がやってきました。

「外壁に苔が生えております。防水効果が切れておりすぐに塗装が必要です。」

「屋根が割れています。放置すると雨漏りします。」

「今月中に成約すればキャンペーン価格を適用します」

突然そんなことを言われると不安になりますよね。実は我が家も築14年になり、そろそろ外壁塗装を考える時期ではありました。しかし、その場で契約するのは危険だと思い、複数社から見積もりを取って比較することにしました。

この記事では、

・我が家の状況

・訪問営業の内容

・相見積もりを取った結果

・実際に感じたこと

を実体験ベースで紹介します。

我が家の状況

まずは我が家の状況を紹介します。

-・ 築14年の戸建て住宅

– ・家族5人

– ・外壁・屋根塗装未実施

– ・太陽光発電あり

ハウスメーカー担当者からは入居後15年は保証期間と説明は受けておりましたが、ハウスメーカーによる10年点検の際に屋根のスレート材が割れていることがわかりむした。スレート材の修理交換を希望しましたが、消耗品は保証対象外とのこと。すぐに雨漏りにつながることはないためその時は修理交換せず、15年点検まで様子見することになりました。ハウスメーカーの保証は定期的な有償メンテナンスや消耗品の交換を前提に防水保証するというものでした。このような保証内容なら外壁や屋根の塗装を必ずしもハウスメーカーにお願いする必要はないと感じておりました。

それから外壁塗装の営業チラシが気になり始めました。しかし、今年はエコキュートやキッチンボード、エアコンの買い替えが重なり外壁・屋根塗装をする余裕がなく、やるなら来年かなーっと考えておりました。

突然やってきた訪問営業

ある日の休日の昼間、インターホンが鳴りました。出てみると外壁塗装業者のかなり若めの方でした。

近所で外壁・屋根塗装の訪問営業が増えているらしい。

営業担当者は、「そろそろ外壁塗装が必要に見えましたお宅にお声掛けさせてもらっております。」と話し始めました。その後、「苔が生えており、外壁塗装が今すぐ必要。」、「チョーキング(塗料の粉)が出ており、塗膜の寿命のサイン」、「コーキングが硬くなっており、対応が必要」と言われました。住宅の専門知識がないと、不安になります。私もその場では「本当にそうなのかな?」と思いました。

飛び込みできた方はたどたどしい喋り方で、後ほど確認すると新入社員とのことでした。一通り外周の外観と家の図面の写真を撮影し、いったん持ち帰り見積提案書を作成し、あらためて1週間後に先輩社員が見積を持ってくることになりました。

1週間後の見積説明&営業トークの内容

後日、見積書の説明に来たのは中年の営業マンでした。慣れた様子で説明が始まり、営業トークも非常にスムーズでした。

まず指摘されたのは、「塗装の劣化が進んでおり、早めの塗装が必要な状態である」ということです。

ただ、事前調査を行ったのは入社間もないと思われる若い担当者で、撮影していたのも部分的な写真だけでした。その情報だけで建物全体の劣化状況を正確に判断できるのだろうか、という疑問は残りました。

続いて、塗装業者選びのポイントとして、「見積金額の総額ではなく、塗装面積あたりの単価で比較すると良い」というアドバイスを受けました。

さらに営業マンは、「他社は面積単価を安く見せるために、利益を確保しようとして塗料を薄めて使用する可能性がある」と説明しました。

一方で、今回提案された『イノセンス』という塗料は、塗料を薄めずに使用するタイプであるため、そのようなリスクはないとのことでした。

また、イノセンスは海外での施工実績が豊富で、30年程度の耐久性が期待できると説明されました。

営業マンは、「価格だけを見ると高額に感じるかもしれないが、30年間使用できると考えれば月額換算では非常に安い。マンションの修繕積立金程度の負担で済む」と説明し、一般的な塗料よりも長期的には経済的であることを強調していました。

一方で、屋根塗装についての説明はほとんどありませんでした。

見積書の内容は以下のとおりです。

外壁塗装面積:183㎡

屋根塗装面積:53㎡(太陽光パネル設置エリア除く)

見積金額は、

外壁塗装のみ:239万円

外壁+屋根塗装:291万円(屋根塗装は52万円)

となっていました。

さらに、「今月中に契約いただければ60〜70万円値引きできます」との提案もありました。

値引きの理由としては、この地域で最初の工事現場として、足場部分に広告を貼ることで他の潜在顧客の開拓を進めることを期待しているためとのことです。

一方で、物価上昇・原材料価格の高騰・ホルムズ海峡情勢による物流コスト上昇リスクなどが挙げられ、「今後は値上がりする可能性が高く、いまがチャンス」と説明されました。

また、一般的には劣化状況によって打ち替えを検討するシーリング(コーキング)については、「打ち直しは不要で、増し打ちで十分」との判断でした。

ただし、その説明内容を踏まえても見積金額はかなり高額であり、本当に適正価格なのかという疑問は残りました。

今回の提案を受けて感じたのは、「契約を急がせる営業トーク」と「高耐久塗料による長期コスト削減のアピール」が非常に強かった一方で、建物の現状説明や屋根の状態については十分な説明がなかったことです。

高額な工事だからこそ、その場で契約を決めるのではなく、複数社から見積もりを取り、提案内容を比較検討することの重要性を改めて感じました。

契約しなかった理由

訪問営業を受けた際に決めていたことがあります。それは、「その場で契約しない」ことです。なぜなら、

– ・他社と比較できない

– ・相場が分からない(価格面)

– ・本当に必要か判断できない(施工内容の妥当性)

からです。営業担当者は契約を急がせることがあります。しかし外壁塗装は100万円以上かかることもある大きな買い物です。慎重に判断したいと考えました。

相見積もりを取った結果

不安だったため、地元密着型の塗装業者に調査・見積もりを依頼しました。結果は次の通りです。

屋根塗装面積:182㎡

屋根塗装面積:59㎡(太陽光パネル設置エリア除く)

見積金額は、

プランA(塗替え周期14〜17年):154万円(内屋根塗装は27万円)

プランB(塗替え周期16〜19年):165万円(内屋根塗装は27万円)

プランC(塗替え周期21〜26年):175万円(内屋根塗装は29万円)

プランD(塗替え周期26〜30年):186万円(内屋根塗装は32万円)

驚いたのは、同じ家なのに数十万円の差があったことです。屋根塗装なんて倍半分違う。もし最初の1社だけで決めていたら、高い金額で契約していたかもしれません。

また、現場視察も見積説明も外壁劣化診断士の店長が行なってくださり、地域密着型であることから信用を大事にしているのか、変に不安をあおるような営業トークは一切ありませんでした。前回の業者とは違い1階だけでなく、2階や屋根についてもドローンで確認、ベランダもしっかりチェックしていただきました。

診断結果としては、いますぐ外壁塗装や屋根塗装、屋根のスレート材修理が必要という状況ではないけども、早いうちにすることをお勧めします。と全くがっつく感じではありませんでした。

相見積もりで分かったこと

今回、複数の業者から見積もりを取ってみて、大きく3つのことが分かりました。

1. 業者によって調査方法が異なる

まず驚いたのは、業者によって建物の調査方法が大きく異なることです。短時間で外観を確認するだけの業者もあれば、屋根の状態をドローンで撮影したり、外壁の劣化状況を細かく確認したりする業者もありました。同じ住宅を見ているはずなのに、調査の丁寧さにはかなり差があると感じました。

2. 診断結果や提案内容が異なる

次に感じたのは、専門業者であっても診断結果や提案内容が一致するとは限らないということです。同じ家を見ても、- 屋根塗装が必要という業者- まだ不要という業者- シーリングは打ち替えが必要という業者- 増し打ちで十分という業者など、判断が分かれました。当然ながら、提案内容が違えば見積金額も大きく変わります。

3. 営業スタンスが異なる

営業の進め方にも大きな違いがありました。最初に訪問営業で来た業者は、一つのプランだけを提示し、その提案を前提に話が進んでいきました。一方、相見積もりを依頼した業者の中には、複数のプランを作成し、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明してくれるところもありました。「とにかく契約してほしい」という姿勢なのか、「納得して選んでほしい」という姿勢なのかは、説明を聞いていると自然と伝わってくるものだと感じました。

金額だけで判断してはいけない

外壁塗装は単純な価格比較だけでは判断できません。塗料の種類や耐用年数、保証期間、施工内容などによって適正価格は変わります。築14年を迎えた我が家の場合も、見積金額だけを見ると高い・安いは判断できませんでした。むしろ、複数社の提案を比較することで、「なぜこの価格になるのか」「どの工事が本当に必要なのか」が少しずつ見えてきました。

訪問営業を受けて感じたこと

今回の経験を通じて学んだのは、「訪問営業=悪質業者」と決めつけるべきではないということです。実際に住宅の劣化が進んでおり、メンテナンスが必要なタイミングである可能性もあります。しかし、その一方で、訪問営業の説明だけを信じてその場で契約してしまうのは危険だとも感じました。住宅のメンテナンスは数百万円単位の大きな買い物です。だからこそ重要なのは、複数社から見積もりを取り、それぞれの提案内容を比較したうえで、自分自身が納得して判断することだと思います。今回の相見積もりによって、適正価格の目安が見えただけでなく、信頼できる業者を見極めることの大切さも学ぶことができました。

まとめ

築14年の我が家にも外壁塗装の訪問営業が来ました。

営業の話をきっかけに調べた結果、

-・ そろそろメンテナンス時期ではあった

– ・相見積もりは必須

– ・業者によって数十万円差があること

が分かりました。これから外壁塗装を検討する方は、まず複数社を比較して適正価格を把握することをおすすめします。私も最終的な契約先を決めたら、その結果を追記したいと思います。

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